ADHDの検査の限界と小中大

ADHDの審査をする際に私が用いたのはWAIS-IIIだった

非常にありがたい知能検査で自分の今までの人生で躓いてきたこと、

嬉しかったことやればできたことの傾向が鮮明に記されており

なるほど、これなら私はADHDだと妙に納得してしまった

 

しかしWAIS-IIIは「そこ」までなのである。ADHDかどうかを

審査するための知能テストでしかない

 

最初のうちはADHDと言う事で自分自身を納得させていた

しかし、障害特性と向き合い克服ないしは改善、または長所を伸ばすという事に

チャレンジする際にハタと気が付いてしまったのである

 

・・・私のADHDってどれぐらい深刻なんだろう?と

 

ネットを漁ってみたが明確な答えは無かった

私の障害は双極性障害II型、睡眠障害ADHDで等級は2級である

しかしあまり意味がない

私の知りたい答えではない、私が知りたいのは他者からみて

客観的に軽度のADHDなのか中度のADHDなのか重度のADHDなのかなのである

 

意外と私のように考えている人は多いのではないだろうか?

特に求職や進学を考えている人にとっては

軽度なら多少のつまずきがあっても乗り越えられるだろうし

中度なら他者からの援助があれば乗り越えられるかもしれない

重度なら本当に根幹から支援の在り方を変えてもらい、

その上で残念ながら色々諦める必要も出てくるかもしれない

 

残酷な予想だがこればかりは多くのADHD患者を見てきた人の

経験的な判断しか道が無いように思える

 

出来たら早くADHDを一括りにせずその深刻さも指数化される事を望む

私は仮に測定法が見つかり貴方は重度だから就職諦めろと診断が下されたほうが

気が楽になるだろう、今私はADHDの海に沈みながらその深さが分からず

もがいている最中である